株式会社セクト 代表取締役社長のブログ

北見市・美幌町の不動産投資や賃貸経営など

定率の管理委託料は不公平なのか

皆さんこんにちは(^O^)

本日は管理委託料(=管理料、管理手数料)についてです。

 

オーナー様にとっては管理委託料のコストはできれば支払いたくないコストでしょう。

多くの管理会社は管理委託料の価格設定を、「集金家賃に対して5%」のような「定率」で設定しています。

集金家賃が1棟当たり月額40万円だとしたら設定が5%の場合、月額2万円の管理委託料となります。

この「定率」の設定が不公平だとしばしば言われます。

なぜなら、管理業務の内容は変わらないのに集金家賃が高いと管理委託料が高くなってしまうためです。

たしかに集金家賃が月額60万円で5%だと、月額3万円の管理委託料となり、先述の例より高くなります。

家賃が高くても安くても管理内容は変わりません。

なるほどこれは不公平に思えます。

そこで、不公平だという声に応える形であえて1部屋3千円のような「定額」を採用している管理会社もあり、一定の支持があるのです。

 

ところで、オーナー様にとって家賃収入は高いほうがいいでしょうか、安いほうがいいでしょうか。

ほぼ全員が「高いほう」を選ぶと思います。

オーナー様にとって収入は1円でも多いほうがいいわけですから、例えば不要な家賃の値下げは避けたいでしょうし、経済情勢次第で家賃を上げるということも実施したいでしょう。

では、管理会社は家賃が高いほうがいいでしょうか、安いほうがいいでしょうか。

もちろんオーナー様と同じ気持ちだといいのですが、実はそうとは限りません。

ずばりいうと、「定率」を採用している管理会社は「高いほう」、「定額」を採用している管理会社は「どっちでもいい」と考えるでしょう。

 

「定率」を採用している管理会社の場合は、家賃が高くなれば管理委託料売上も高くなるし、家賃が安くなれば同じく売上が下がってしまいます。

この点で、オーナー様と同じ気持ち、つまり家賃が高いほうがいいと考えるでしょう。

 

一方、「定額」を採用している会社はどうでしょう。

家賃が高かろうが安かろうが管理委託料売上は変わりません。入居が決まりさえすれば高くても安くてもどっちでもいいでしょう。

もしかしたら安いほうがすぐ決まるからいいと考えるかもしれません。

 

一見、「定額」の方が公平性があり妥当だと考えてしまいますが、オーナー様と同じ気持ちを持ってるのは「定率」の方だと言えます。

 

ちなみに当社は「定率」を採用しています。

オーナー様との利害を一致させることが管理物件の資産価値の向上につながると考えているからです。

是非、これからどこかに管理を任せたいとお考えの方は、管理会社が「定率」「定額」のどちらを採用しているのかも踏まえて選んでみてはいかがでしょうか。

 

本日はこのあたりで(^O^)

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